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【平成30年史 デフレの呪縛(3)】テレビ「バラ色の十年」が暗転 リーマンで崩壊「エリートは中国へ」

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【平成30年史 デフレの呪縛(3)】
テレビ「バラ色の十年」が暗転 リーマンで崩壊「エリートは中国へ」

ビックカメラ有楽町店のテレビ売り場。すらりと並んだ有機ELテレビが年末商戦の目玉となる=11月6日、東京都千代田区 ビックカメラ有楽町店のテレビ売り場。すらりと並んだ有機ELテレビが年末商戦の目玉となる=11月6日、東京都千代田区

 経済産業省のIT人材に関する各国比較調査によると、米国のIT人材の年収は日本の約2倍だ。電機大手は今年の春闘で4年連続の賃上げを決めたが、新卒でなくても技術者の給与は世界と日本で大きく差がつく。国内電機業界の給与が低迷しているのは、デフレが残した爪痕でもある。

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 大阪湾から播磨灘にかけてのベイエリアはかつて「パネルベイ」と呼ばれ、プラズマテレビや液晶テレビの巨大工場が集積していた。今やその面影はない。兵庫県尼崎市の湾岸地域の一角-。平成26年3月末に生産を停止したパナソニックのプラズマテレビやパネルの主力工場は既に解体された。跡地では物流開発会社が来年1月に日本最大の物流施設を着工する。

 「大きな話題にはならなかった」。工場を運営していた「パナソニックプラズマディスプレイ」の解散が昨年10月31日に決まったが、その際の雰囲気をパナソニック関係者はこう語る。だが、負債額は約5000億円と製造業としては戦後最大規模だった。

 「テレビ市場はバラ色の十年戦争だ」

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