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【田村秀男のお金は知っている】バフェット指数が映す株価黄信号 中国の不動産バブル崩壊など世界同時株安のきっかけ多数

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【田村秀男のお金は知っている】
バフェット指数が映す株価黄信号 中国の不動産バブル崩壊など世界同時株安のきっかけ多数

世界の株式時価総額のGDP比 世界の株式時価総額のGDP比

 71年8月のニクソン声明による金・ドルの交換停止以来、米国は世界のカネの根幹であるドルを金保有量の制限なしに発行できるようになった。続く金融市場自由化により、証券は多様化し発行額が膨らんで、金融経済が実体経済を圧倒するようになった。

 金融経済の規模を端的に表すのが株式時価総額で、GDP比が100%を上回ると、米国でバブル崩壊が起きた。99年ピークのIT(情報技術)バブルと2007年ピークの住宅金融証券バブルであり、翌年につぶれ、世界の市場に波及した。

 今はどうか。ことしの世界のGDPはもちろん未確定だが、時価総額のほうはロンドンに本部のある「世界取引所連盟」が毎月算出している。最新統計の今年9月のデータは81兆ドルで前年末を11兆ドル以上上回っている。前年の時価総額GDP比は99%だ。ことしの世界のGDPは最近の趨勢からみて1兆ドル前年より増えるとすれば、バフェット指標は106%程度になる。黄信号だ。

 留意すべきは投機マネーだ。国境を越えて動き回る投機マネーの規模は世界の外国為替取引額でおよその見当がつく。それは06年時点で国別取引額合計が1日当たりで6・5兆ドルに上る。世界の1日当たり株式取引額の20倍近い。その巨大な潮の流れが引けば世界同時株安が起きる。北朝鮮情勢ばかりでなく、中国の不動産バブル崩壊などきっかけはいくらでもある。(産経新聞特別記者・田村秀男)

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