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【男性不妊治療の現場から】あのテンガが男性のための簡易キットを販売していた!不妊はふたりの問題です

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【男性不妊治療の現場から】
あのテンガが男性のための簡易キットを販売していた!不妊はふたりの問題です

テンガのメンズルーペ。パッケージデザインもシンプルで手に取りやすい。ネット通販で販売している。 テンガのメンズルーペ。パッケージデザインもシンプルで手に取りやすい。ネット通販で販売している。

 性具メーカーのテンガ(東京都港区)も、昨年から、簡易チェックキットを販売している。「メンズルーペ」(同1500円)は、拡大レンズを使って、スマートフォンのカメラで精子を観察できる。

 担当者は「テンガという名前に親近感がある男性は、気軽に使ってほしい。自分の体を知るきっかけとして、精子を見てもらえれば」と話す。

 メンズルーペの使用者からは、「動き回る精子を見ていると、なんだか自分がいとおしくなりました」「自分の精子が見れる貴重な機会だった」などの声が寄せられているという。また、交際相手の男性や夫にプレゼントする女性もいるという。

 シームもメンズルーペも、医療機関での検査に替わるものではない。が、医師からも「男性の当事者意識を高めることができる」と期待されている。

寿命は延びても生殖年齢延びず

 医療機関も受診しやすい工夫をこらす。

 不妊治療専門施設「梅ヶ丘産婦人科」(東京都世田谷区)では、毎週水曜に男性不妊外来を設け、泌尿器科医が診察する。

 辰巳賢一院長は「できるだけ自然に近い形での妊娠を目指す場合、男性不妊の治療は大切。男性の状態がよくなれば、女性に負担の大きい顕微授精までいかずに妊娠できる可能性が高まる」と指摘する。

 夫婦の状況に合わせて治療方針を決められるメリットもある。「女性側のカルテを見て、治療のペースや状況を男性外来の担当医に申し送りしています」(辰巳院長)。加齢とともに妊娠しにくくなるため、男性の治療にどのくらい時間をかけられるか、など細やかなコミュニケーションが可能だという。

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