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【男性不妊治療の現場から】あのテンガが男性のための簡易キットを販売していた!不妊はふたりの問題です

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【男性不妊治療の現場から】
あのテンガが男性のための簡易キットを販売していた!不妊はふたりの問題です

テンガのメンズルーペ。パッケージデザインもシンプルで手に取りやすい。ネット通販で販売している。 テンガのメンズルーペ。パッケージデザインもシンプルで手に取りやすい。ネット通販で販売している。

 シームは自宅で手軽に使えるため、受診のきっかけとなることが期待されている。

 同社の佐藤健一さん(40)=仮名=は、販売前の製品テストでシームを使い、無精子症であることが分かった。

 佐藤さんは2014年に結婚。15年の10月ごろから、子作りを考え始めた。この時期に、社内テスト用のシームを受け取った。

 「妊活を始めたところだったので、ちょうどいい」-。興味本位半分で試してみると、精子がまったく見当たらない。

 「何も映っていなくて、使い方が悪いのかなって思いました」。

 もう1度試すも結果は同じ。製品担当者に相談した結果、医療機関を受診することに。無精子症が分かった。無精子症とは字のごとく、精液中に精子が全く無い状態のことだ。

 佐藤さんは、精巣から精子を採取する手術と顕微授精(卵子に針を刺して精子を注入し、受精卵にして子宮に戻す)で今年4月、長女が誕生した。

 「男性不妊は知っていましたが、自分は大丈夫だと思っていました。仕事が忙しかったので、自宅でチェックできてよかった」と佐藤さんは振り返る。

 シームを企画した同社の入澤諒さんは「月経のある女性と違い、男性は自分の体を見つめ直す機会がなく、問題があっても気づくのが難しい」と話す。

 「シームは自宅で使えるので、リラックスした状態でチェックできるメリットもあります」

 パッケージは緑が基調で、医療をイメージさせないデザインにした。手にとりやすいように、という工夫だ。

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