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【中国軍事情勢】共産党政権を守る68万人の「胸壁」 人民武装警察の実力は

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【中国軍事情勢】
共産党政権を守る68万人の「胸壁」 人民武装警察の実力は

トランプ米大統領の訪中を前に北京市内では人民武装警察部隊の隊員らが厳重警備態勢を敷いた=11月8日(ロイター) トランプ米大統領の訪中を前に北京市内では人民武装警察部隊の隊員らが厳重警備態勢を敷いた=11月8日(ロイター)

 装備は、一般の警察よりも手厚く、放水車や催涙弾などの暴徒鎮圧用の機材に加え、装甲車や機銃、迫撃砲などの武器や、ヘリや飛行艇も配備されている。

天安門事件で重視される

 武警が重視されるようになったのは、学生らの民主化要求デモを当局が武力弾圧した天安門事件(1989年)がきっかけだ。事件では解放軍の部隊が民衆に発砲し、多数の死者を出した。この後、国内の治安維持に解放軍を投入する事態を避けるため、武警の重要性が増した。新疆ウイグル自治区を始め、各地で暴動が頻発するようになったことも、武警の地位向上につながっているとされる。ただ、中央軍事委員会と国務院の二重指導を受ける複雑さは以前から指摘されている。

 台湾空軍の学術誌「空軍学術」の今年10月号の論文は、習近平国家主席が主導する軍事機構改革により、武警の位置づけが変わりつつあると指摘する。それによると、武警総部は昨年3月に組織改編を行い、総部の司令部、政治部、後勤部を参謀部、政治工作部、後勤部に一部改組した上、「規律検査委員会」を新たに設けたという。

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