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【ビジネス解読】習近平政権2期目、中国がより「閉鎖的」の予感 トランプ政権怒って米中経済摩擦の激化も 

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【ビジネス解読】
習近平政権2期目、中国がより「閉鎖的」の予感 トランプ政権怒って米中経済摩擦の激化も 

北京の故宮を訪れたトランプ米大統領(中央左)と中国の習近平国家主席(同右)=11月8日(ロイター) 北京の故宮を訪れたトランプ米大統領(中央左)と中国の習近平国家主席(同右)=11月8日(ロイター)

 実際、中国の経済成長の衰えは明らかだ。実質GDPは10年から16年までに約1.6倍に拡大したものの、11年に9.5%だった成長率は16年には6.7%まで落ちている。習政権は足元の成長率の目標を「6.5%前後」としており、20年までに目標未達になるシナリオもありえる。

 習氏が演説で経済成長の高いハードルを示さなかったことには、国内の経済格差解消を優先させる姿勢を強調する意図がありそうだ。

 中国はこれまでの目覚ましい経済発展にもかかわらず、地方の農村を中心に根強い貧困が残っている。習氏は演説の中で、20年から35年までの「第1段階」で、都市と農村の生活水準の差を大幅に縮小するなど豊かさを底上げすると表明。さらに50年までの「第2段階」では「人民全体の共同富裕」を達成するとしている。

 中国メディアはこうした習政権2期目のスタートを手放しで褒めたたえた。国営新華社通信は党大会閉幕翌日の25日、習政権の中枢にあたる7人の政治局常務委員の構成について「初めて全員が1949年の中華人民共和国の建国以降の生まれになった」と評し、若い世代の指導層であることを強調。「断固たる改革者」の習氏を筆頭に、「全員が積極的に改革を実行してきた経験がある」と実務能力の高さを絶賛した。

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