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泥棒が暴いた北朝鮮のセコ~い外貨稼ぎ 外交官宅に大量洋酒、パキスタンで密売か

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泥棒が暴いた北朝鮮のセコ~い外貨稼ぎ 外交官宅に大量洋酒、パキスタンで密売か

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 今回のケースで書記官が酒をどう“処理”していたかは不明だが、「パキスタン国内においては北朝鮮と闇市場の親和性は高い」と現地ジャーナリストは説明する。

 現地では北朝鮮以外の国の外交官による密売事件の例も多いという。外交官は海外への出張機会も多いことから、空港の免税店でアルコール類を調達して、売りさばくのが“常套手段”とされる。

アフリカでは象牙の密売にも関与

 北朝鮮外交官の外貨獲得をめぐっては世界各国で事件が絶えない。駐在国での通関検査や刑事裁判を免れるという「外交特権」を隠れみのに、麻薬密輸をはじめ数々の違法行為に手を染めてきたのが実情だ。

 バングラデシュでは昨年8月、北朝鮮の1等書記官が高級タバコ約160万本などの密輸を図ったとして、国外退去処分となった。スイスでは今月、北朝鮮の新任大使がサイの角の密輸に関与していた疑惑が報じられた。

 スイスに本部を置くNGO「国際組織犯罪対策会議」のリポートによると、アフリカでは1986年以来、北朝鮮の外交パスポート保持者が関与したサイの角と象牙の密輸が少なくとも18件発生している。

 こうした一連の行為が、個人の利得目的なのか、国策としての外貨獲得なのか定かではない。ただ、外交官たちが違法なビジネスに手を染めるのに躊躇していないことは間違いなさそうだ。

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