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【トランプ旋風から1年(3)】2つのロシア疑惑 政治の不安定化が狙いか

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【トランプ旋風から1年(3)】
2つのロシア疑惑 政治の不安定化が狙いか

9月下旬、スペインの在サンフランシスコ総領事館前でカタルーニャ自治州の独立を訴えるカリフォルニア州独立運動団体「イエス・カリフォルニア」のマーカス・ルイス・エバンス代表(右から2人目)ら(同団体提供) 9月下旬、スペインの在サンフランシスコ総領事館前でカタルーニャ自治州の独立を訴えるカリフォルニア州独立運動団体「イエス・カリフォルニア」のマーカス・ルイス・エバンス代表(右から2人目)ら(同団体提供)

 民主党の候補指名争いでは上院議員のバーニー・サンダースを応援していたが、本選で「政治屋で嘘つき」のクリントンに投票する気にはならなかった。

 独立運動は、フランスを抜いて世界第6位の経済規模を持つカリフォルニア州の住民が連邦政府に血税を吸い上げられる不公平を改め、州独自の文化を守ろうとするもので、トランプが再選を目指す2020年大統領選を機に独立の意思を問う住民投票の実現を狙う。

 カリフォルニア州立大フレズノ校のジェフリー・カミンズ教授は「州議会が連邦脱退を認める可能性はゼロで独立はありえない」という。にもかかわらず英国の欧州連合(EU)離脱「ブレグジット」にならった「カレグジット(Calexit)」という言葉でメディアにもてはやされたのは、「トランプへの不満を象徴する動き」(同教授)だったからに他ならない。

 しかし、昨年12月、イエスがモスクワに「カリフォルニア独立共和国大使館」を設置すると、ロシアの干渉を疑う報道が出始めて暗転する。ロシアのプーチン政権派団体「反グローバリズム運動」がイエスに対し、「大使館」スペースや、スペイン・カタルーニャ自治州など世界各地の独立運動の指導者が集まる国際会議での費用を提供していたという報道だった。

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