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【ソウルから 倭人の眼】スワップの次の関心→トランプ氏訪韓 日本と比較「たった1泊コリア・パッシング」のひがみ

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【ソウルから 倭人の眼】
スワップの次の関心→トランプ氏訪韓 日本と比較「たった1泊コリア・パッシング」のひがみ

10月13日、韓国南部・釜山に入港した米原子力潜水艦ミシガン。北朝鮮による脅威の最前線にあるとの意識もあいまって、米国から軽視されているのではないかとの不満につながっている(ロイター) 10月13日、韓国南部・釜山に入港した米原子力潜水艦ミシガン。北朝鮮による脅威の最前線にあるとの意識もあいまって、米国から軽視されているのではないかとの不満につながっている(ロイター)

 中国の経済報復に対し、保守系の最大野党、自由韓国党などは「問題提起し、中国を圧迫すべきだ」と文在寅(ムン・ジェイン)政権の対応を“弱腰”だとして批判している。しかし、韓国政府はWTOへの提訴などを「今後も(外交の)カードとして活用する」(白雲揆・産業通商資源相)という程度の認識だ。国益を考えた上で、韓国が現在出来うる最大限の対処であり、これが限界なのだろう。

「日本より滞在期間が短い!」

 中国との懸案をしのいだばかりの韓国だが、今度は別の問題で穏やかではないようだ。11月上旬に予定されているトランプ米大統領の訪韓日程だ。

 米ホワイトハウスは16日、トランプ大統領のアジア歴訪日程を正式発表した。発表によると、初訪問国の日本には11月5日から滞在し。その後、韓国入りし、7日に文在寅大統領と首脳会談。8日に中国を訪問し、滞在中に習近平国家主席との首脳会談に臨む。10日にはベトナムを訪れ、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する予定だ。

 韓国大統領府も同じ日に、米韓首脳会談が7日に行われることを発表したが、この時点でトランプ訪韓の具体的な日時には触れなかった。翌17日になって大統領府は、トランプ氏が、11月7日午前に韓国入りし、翌8日午後に(次の訪問先の中国に向け)出発すると発表した。

 日韓中の順に訪れるトランプ大統領の各国での滞在日数は、日本が2泊3日、韓国が1泊2日、中国が2泊3日となった。

 トランプ氏の訪韓日程について、韓国メディアは発表前から、日本よりも短い1泊2日に決まりそうなことに気が気でない様子だった。

 「ただごとではない」「困惑この上ない」「北朝鮮の核の脅威が最も深刻な紛争当事国である韓国をさっさと通り過ぎる日程は、どう見ても腑に落ちない」「仕方なく立ち寄るとの印象まで与えかねない」(中央日報の社説)、「『韓国軽視』が問題になる可能性も出てくる」(朝鮮日報)といった具合だ。

訪問期間よりも内容

 韓国メディアの不安はやはり的中した。韓国政府はこうした世論の動向を十分に察しており、また、文在寅政権はトランプ氏の滞在日程を日本と同等にしたかったようだ。トランプ氏の訪日が1日早い4日になり3泊4日となるのなら、韓国到着時間を6日夕方に操り上げるよう米国に求めていたとの情報もあった。

 トランプ訪韓の日程を発表した韓国大統領府報道官は、米側が当初、2泊3日での訪韓を検討していたが、トランプ氏側の日程上、実現しなかったなどと説明した。同時に、トランプ氏による韓国国会での演説が調整中であり、日中韓3カ国のうち「主要政策について演説する唯一の機会となる」と断言。韓国での滞在期間が短くなったことへの邪推を払拭するかのように、トランプ氏の米大統領25年ぶりの「国賓」としての訪韓の意義をしきりに強調していた。

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