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【経済インサイド】性能データ改竄の神戸製鋼「説明責任」でも失態 元社員の安倍首相も危惧「誠実な責任感」

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【経済インサイド】
性能データ改竄の神戸製鋼「説明責任」でも失態 元社員の安倍首相も危惧「誠実な責任感」

神戸製鋼所加古川製鉄所の高炉を見学する安倍晋三首相=平成19年3月、兵庫県加古川市 神戸製鋼所加古川製鉄所の高炉を見学する安倍晋三首相=平成19年3月、兵庫県加古川市

 経産省で報道陣に囲まれた際、問題製品に「鉄は含まれていない」と言い切った。ところが、翌23日の会見では自動車部品のバネなどに使われる「線材」と呼ぶ鉄鋼製品でも不正が見つかったと百八十度修正した。

 鉄鋼の不正は過去の事例だったため、川崎氏は「今回の緊急監査、自主点検で発覚したものではない」と釈明した。だが、こんな言い訳は世間的には“詭弁(きべん)”ととられても仕方がないだろう。しかも経営陣は把握していたにもかかわらず、公表していなかったことになる。

 同社の説明対応からは、会社の奥深くに巣くう「内向き」の思考や素材メーカーが陥りがちな消費者軽視の姿勢が透けてみえる。

 神戸製鋼は、問題製品の出荷先について「取引上の守秘義務など事情があり、公表できない」との立場を貫く。自動車や新幹線、ジェット旅客機などの部品に使われていることが分かっているが、いずれも出荷先の企業が取材で認めたもので、神戸製鋼が明らかにしたものではない。

 ある関係者は「とにかく商売への差し障りを小さくしようとする風潮が強い。不正の公表が遅かったのは、各事業部から『公表するな』という圧力が大きかったという噂もあるほどだ」と打ち明ける。

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