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【江藤詩文の世界鉄道旅】タイ鉄道ナムトック線(5)この旅最大の山場“死の鉄道”に架かる蛇行する木造橋「アルヒル桟道橋」を歩く

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【江藤詩文の世界鉄道旅】
タイ鉄道ナムトック線(5)この旅最大の山場“死の鉄道”に架かる蛇行する木造橋「アルヒル桟道橋」を歩く

線路への立ち入りは自由 線路への立ち入りは自由

 映画『戦場にかける橋』の鉄橋を渡り、故プミポン国王陛下の巨大なご遺影が掲げられたタキレーン駅を過ぎると、この旅最大の山場がいよいよやってきた。当時のままの木造の橋、「タムクラセー桟道橋(旧称アルヒル桟道橋)」だ。泰緬鉄道が「デスレイルウェイ(死の鉄道)」と呼ばれるに至ったその原因のひとつ。右手は切り立った急峻な岩壁、左手は蛇行する川に挟まれたきわどくも狭い空間に線路を線路するため、事故が多発して捕虜や現地の人など多くの犠牲者を出したことで知られている。また別の機会にレポートするが、カンチャナブリーの町には、「死の鉄道」建設当時の記録を保管し、風化させないよう現在に伝えるためにつくられた博物館もある。

 さて、クウェー川(クワイ川)に架かる鉄橋が映画『戦場にかける橋』を彷彿させるなら、こちらは往年の名作映画『スタンド・バイ・ミー』を思い出させる。ところどころ傷みが目立ち、蛇行しているため先の見通しが悪い橋の上は誰でも自由に歩行できて、人も歩けば犬も歩き、ときにはセルフィー(自撮り)をするために列車に背中を向けたままポーズをとり、列車が携帯画面に入り込むのを待ち構えたり、列車を正面から撮影するために、線路の中央に三脚を立ててしまったりする人もいる。映画『スタンド・バイ・ミー』では、近づいてくる汽車から全力疾走で逃げ、最後は川に飛び込んだ。

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