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【江藤詩文の世界鉄道旅】タイ鉄道ナムトック線(4)映画「戦場にかける橋」のテーマ曲を口ずさみ いまも現役のクウェー川に架かる橋で驚きの体験

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【江藤詩文の世界鉄道旅】
タイ鉄道ナムトック線(4)映画「戦場にかける橋」のテーマ曲を口ずさみ いまも現役のクウェー川に架かる橋で驚きの体験

思わず『クワイ河マーチ』を口ずさみたくなるこの風景。復路は鉄橋の手前で列車から飛び降り、乗って来た列車を撮影した 思わず『クワイ河マーチ』を口ずさみたくなるこの風景。復路は鉄橋の手前で列車から飛び降り、乗って来た列車を撮影した

 「サル ゴリラ チンパンジー」

なんて年齢がバレバレですね。映画『戦場にかける橋』も、そのテーマ曲『クワイ河マーチ(原曲はボギー大佐)』も、「泰緬鉄道」も、まだ何も知らなかった子どものころから、なぜかこれだけは何となく知っていたリズミカルなこの行進曲。

 バンコクのトンブリー駅からここまでのローカル色満点だった列車旅から一転。カンチャナブリー駅で多くの観光客を乗せたナムトック線257号がクウェー川に架かる鉄橋に差しかかると、車内で誰かがこの曲を口笛で吹き始めた。陽光がキラキラと輝く水面を吹き渡る生ぬるい風。南国特有のおおらかに茂ったみずみずしい緑。車窓では車体のすぐそばで、世界の観光客が笑顔で手を降っている。最高のBGMだ。まったくの余談だが、妙に耳に残るこの曲、日本だけでなくアメリカでもイギリスでも、しょーもなかったり下品だったりする替え歌が定着しているそうだ。つまりそれだけ心をつかむ名曲ということだろう。

 映画『戦場にかける橋』の舞台は、第2次世界大戦中にタイとビルマ(当時)の国境付近にあった旧日本軍の捕虜収容所。バンコクとラングーン(当時)の間を結ぶ泰緬鉄道を貫通させるため、クウェー川(クワイ川)に鉄道用の橋をかけるよう司令が下り、日本人将校のもとにイギリス軍兵士の捕虜が送られてくる。そこからさまざまな物語が繰り広げられ、完成した橋は最後にはむなしくも列車とともに爆破される。ナムトック線に乗るなら、ぜひ事前に見ておくことをおすすめしたい。映画では木造橋という設定だが、実際には鉄骨コンクリート製で、いまも現役で使用されている。

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