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【国難を問う(2)】最悪のシナリオは核保有した統一朝鮮の出現 日本列島は「ダモクレスの剣」を突きつけられるのか? 

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【国難を問う(2)】
最悪のシナリオは核保有した統一朝鮮の出現 日本列島は「ダモクレスの剣」を突きつけられるのか? 

15日、金日成主席の誕生105周年慶祝閲兵式で行進する人民軍各部隊=平壌・金日成広場(朝鮮中央通信=朝鮮通信) 15日、金日成主席の誕生105周年慶祝閲兵式で行進する人民軍各部隊=平壌・金日成広場(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

 「ポスト金正恩体制」の統治形態について、米中露はそれぞれの思惑で激しい綱引きを始めるだろう。日本が蚊帳の外に置かれたまま、米中露の首脳会談で新たな統治形態が決められてしまったらどうなるか。第二次大戦後の世界の枠組みを英米ソの首脳が密約してしまったヤルタ会談の再来ともいえ、日本にとって朝鮮半島はやはりダモクレスの剣となりかねない。

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 「最悪のシナリオ」はもう一つある。

 米国がギリギリの段階で軍事攻撃を取りやめ、米朝で対話することだ。

 1993年の核危機では、94年6月に米元大統領のジミー・カーターが電撃訪朝して北朝鮮主席の金日成と会談し、これがその後の米朝枠組み合意につながった。日本は蚊帳の外に置かれたまま、資金援助だけを求められた。

 現在も米国内では民主党を中心に対話路線を求める声は少なくない。一部には、「北朝鮮に最小限の核保有ならば容認すべきだ」との声もある。

 米大統領のドナルド・トランプは過去の対話路線を全く評価しておらず、批判を続けているが、土壇場で対話路線に転じる可能性はなお捨て切れない。根っこに自国の利益を最優先させる「米国ファースト」があるからだ。

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