産経ニュース

【外交・安保取材の現場から】外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【外交・安保取材の現場から】
外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身

スイス政府の危機管理マニュアル『民間防衛』(日本語版)には核攻撃を想定したシミュレーションも詳述されている スイス政府の危機管理マニュアル『民間防衛』(日本語版)には核攻撃を想定したシミュレーションも詳述されている

 『民間防衛』の巻末には「訳者あとがき」が添えられている。だが、そこに訳者の名前はない。実は日本語版は匿名での出版を条件に、翻訳者が原書房に原稿を持ち込んだものなのだという。

 出版当時の日本では、日米安全保障条約の自動延長をめぐる激しい反対運動の嵐が全国で吹き荒れていた(70年安保)。世の中に「安全保障」や「防衛」といった言葉へのアレルギーがあったことは想像に難くなく、訳者が匿名を望んだのは理解できる。

 その匿名の翻訳者の素性は、これまで一切公にされてこなかった。しかし、原書房の成瀬社長は今回、取材に対し「官僚有志のグループ」だと初めて明かした。

 当時の時代背景を考えれば、現役官僚が「防衛」と題した書籍を出版したことが分かれば、相当の批判が政府に向いたことだろう。

 「自分たちの名前を捨てて、志としてこれを世に出したい」

 官僚有志らは、こうした思いを胸に原稿を持ち込んだと原書房では語り継がれているのだという。

 「あらゆる危険に備える平和愛好国と、いかなる危険にも目もくれない平和愛好国!」 

続きを読む

このニュースの写真

  • 外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身
  • 外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身
  • 外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身
  • 外国による世論工作警戒も…核攻撃想定、スイスの危機管理本が日本で再び売れている! 気になるその中身

「ニュース」のランキング