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「私は台湾独立を主張する政治家」発言の頼行政院長の起用は吉か凶か 中台関係にさざ波

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「私は台湾独立を主張する政治家」発言の頼行政院長の起用は吉か凶か 中台関係にさざ波

9月27日、台北市内の行政院で、記者会見する頼清徳行政院長(左)=田中靖人撮影 9月27日、台北市内の行政院で、記者会見する頼清徳行政院長(左)=田中靖人撮影

 主要紙の反応は分かれた。民進党寄りで「独立」支持傾向の強い自由時報が「国会で初めて公に台湾独立を主張した首相」と好意的に報じる一方、中国寄りの中国時報は「大陸(中国)を挑発」と批判。聯合報は「言ってしまったものは仕方ない」という高官の発言を元に、総統府が「不快感」を示したと伝えた。

 頼氏は翌日の記者会見でも「台湾はどの角度からみても主権独立国家だ」と気色ばんだ。いったんは会見を切り上げて立ち上がったものの、記者の声かけに座り直した上での発言だった。

 内外の反発

 頼氏の発言に対し、中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の報道官は27日、「台湾独立の試みは自業自得の結果を必ず招く」と反発。中国共産党の機関紙、人民日報系の環球時報(電子版)は27日付社説で「頼清徳が吐いたつばは、台湾当局が遅かれ早かれ飲み込むことになる」と、武力行使の可能性までにおわせて警告した。

 30日には、中国大陸に近い台湾の金門島で行われた中台交流30周年の記念シンポジウムに、中国側の参加予定者が全員、欠席。11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会合で、台湾代表が冷遇されるのではないかという懸念も出ている。

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