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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(8) 苦労した味は格別! 込められた蔵人の技・情熱・時間 

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(8) 苦労した味は格別! 込められた蔵人の技・情熱・時間 

完成した辛口産経。学校蔵の校舎をバックに…(尾畑酒造・白井豊氏撮影) 完成した辛口産経。学校蔵の校舎をバックに…(尾畑酒造・白井豊氏撮影)

 作業後は、お世話になった学校蔵の中野さんなど尾畑酒造の社員の方々と、少し離れた佐渡特産のソーセージ「へんじんもっこ」(新穂地区)直営のイタリアンレストラン「デビンコ」(同)にできたての「辛口産経」を持ち込み、試飲会を開いた。

 「へんじんもっこ」とは、頑固者を意味する佐渡弁「もっこ」に変人(へんじん)をつけた造語。日本では珍しい食肉加工のドイツ公認資格ゲゼレ(職人)の肩書を持つスタッフとオーナーが、本場ドイツの製法と味を追求して作り上げた佐渡のハム・ソーセージ工房だ。デビンコではそのハムやソーセージを使った料理が楽しめる。

■「辛いのに面白い味」

 さて、ワイングラスに注いだ辛口産経を一口飲むなり、全員が「辛いねー」と口をそろえた。「詰めたばかりだからまだ若いけど、辛いのに味がある面白い酒になった」と中野さん。

 今年の辛口産経のアルコール度数は19度、日本酒度はプラス13・5。一般的にプラス10以上でかなりの辛口といわれており、間違いなく大辛口だ。

 へんじんもっこのハムやソーセージとの相性も抜群。ほんの少しだが仕込みにかかわった酒の味は格別だ。珍しく酔ってしまったのは「辛口産経」のせいだけではないだろう。

 翌日には尾畑酒造の本社で4号瓶のラベル貼りを体験した。もっとも、実際に貼るのは機械で、自分がやるのは詰めた酒の量が少なくないかをしっかりと確認し、ラインに瓶を次々と流すだけだ。あっという間に終わってしまった。

 瓶詰めされた「辛口産経」を眺めていると、田植えからのいろいろなことが思い出された。この体験を通じて、米と水だけでなく、蔵人の技術や科学、労力、情熱、時間が結集してようやく一滴の酒が生み出されることを知った。

 何より興味深かったのが杜氏という仕事だ。

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