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【野口裕之の軍事情勢】トランプ米大統領は核使用を「核のボタン」ではなく「ビスケットとフットボール」で命ずる!?  

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【野口裕之の軍事情勢】
トランプ米大統領は核使用を「核のボタン」ではなく「ビスケットとフットボール」で命ずる!?  

手を振りながら大統領専用機エアフォースワンに乗り込むトランプ米大統領=8月22日、米アリゾナ州ユマ(AP) 手を振りながら大統領専用機エアフォースワンに乗り込むトランプ米大統領=8月22日、米アリゾナ州ユマ(AP)

 一方、米軍の大統領付武官が《核のフットボール》の通称で知られる黒色のブリーフケースを常時携行する。ブリーフケース内には核攻撃発動に必要な装置・情報が収められているが、ケースを開けるには、大統領が携帯する《ビスケット》が必要だ。《核のフットボール》の中に収められている装置・情報は以下の4点。

 (1)攻撃の選択肢一覧を記した黒い手帳

 (2)大統領が避難可能な掩体壕(えんたいごう)一覧

 (3)緊急警報システムの使用手引書

 (4)大統領の本人確認に使う認証コードを刻んだ小さなカード

 発射位置や核ミサイルの性能にもよるが、米軍は核弾頭が着弾する時間を最短5分程度と分析。大統領はギリギリの時間内で、迅速に核攻撃を意思決定し、米軍の関連部局に命令を発出しなければならぬのだ。

 ブリーフケースを持った武官もまた、常に大統領のかたわらを離れられない。ブリーフケースは5人程度の交代要員が持ち回りで、大統領に付き従う。周辺警護を担任するシークレット・サービスの要員と同様、ホテルでも大統領と同じエレベーターに乗り、同じフロアで待機する。大統領が職務を遂行できなくなる非常事態を想定し、副大統領用のフットボールも用意されている。

 《核のフットボール》を持ち歩く任務に選ばれる武官が、米国防総省やシークレット・サービス、FBI(米連邦捜査局)の厳しい身元審査&病歴・適性検査をパスしなければならない経緯は、言をまたない。

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