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【野口裕之の軍事情勢】トランプ米大統領は核使用を「核のボタン」ではなく「ビスケットとフットボール」で命ずる!?  

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【野口裕之の軍事情勢】
トランプ米大統領は核使用を「核のボタン」ではなく「ビスケットとフットボール」で命ずる!?  

手を振りながら大統領専用機エアフォースワンに乗り込むトランプ米大統領=8月22日、米アリゾナ州ユマ(AP) 手を振りながら大統領専用機エアフォースワンに乗り込むトランプ米大統領=8月22日、米アリゾナ州ユマ(AP)

 地中貫通核爆弾は、地上の岩盤を突き破り→地下要塞に在る北朝鮮・朝鮮人民軍の軍事・核施設に到達後吹っ飛ばす。こちらも、一般国民の住む地上の被害を抑え、核汚染も局限。地下に蓄えられる朝鮮人民軍の生物・化学兵器も、核爆発を抑えた小さな核爆弾(ミニ・ニューク)が発する熱波で蒸発→無害化に一定程度貢献する。

 EMP攻撃や地中貫通核爆弾は《サイバー攻撃》や《電子妨害》などとともに、一般国民の犠牲を抑制できる、使用ハードルの低い兵器と言える。

 前置きが長くなった。冒頭のお約束通り、『核のボタン』に関する大統領に成りそこねたヒラリー氏の誤認識を検証する。

 米国は現在、900発の核弾頭を保有し、個々の核弾頭は広島や長崎を壊滅させた核兵器の10~20倍の威力を持つ。

 結論から言えば、『最終手段』以外に核兵器を使うつもりはないと反論したトランプ氏が正しい。というか、『最終手段』でしか使用できぬ態勢となっている。繰り返しになるが、そもそも、ヒラリー氏がトランプ氏に詰問したごとき『核のボタン』は存在しない。

 代わりに、米軍の最高司令官として核兵器使用の最終決断をする米国大統領は《ビスケット》と呼ばれる、核兵器の発射コードを刻んだカードを使う。

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