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【ビジネス解読】新型iPhoneを脅かす影 AI半導体が米中ハイテク戦争の“火種”になりそうなワケ

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【ビジネス解読】
新型iPhoneを脅かす影 AI半導体が米中ハイテク戦争の“火種”になりそうなワケ

顔認証でロックが解除されたiPhoneX=9月12日、米カリフォルニア州クパチーノ(小雲規生撮影) 顔認証でロックが解除されたiPhoneX=9月12日、米カリフォルニア州クパチーノ(小雲規生撮影)

 米アップルの「iPhone X(アイフォーンテン)」の登場で盛り上がるスマートフォン市場。新型アイフォーンはホームボタンの廃止や有機ELの採用など、まずは目に見える変化に関心が集まっているが、技術競争の点で特筆すべき注目点があることを見逃してはいけない。頭脳となる半導体(プロセッサー)の進化だ。その進化はアイフォーンをスマホの領域を超えた次世代の人工知能(AI)デバイスへと飛躍させる布石といえるもので、同時に米中の新たなハイテク戦争の扉を開く“号砲”になりそうだ。

 アップルは、新型アイフォーンに搭載した新プロセッサー「A11 Bionic」(エー・イレブン・バイオニック)に、10ナノ(ナノは10億分の1)メートルという量産レベルで世界最先端の微細加工技術を初めて採用、さらに独自設計した画像処理専用プロセッサー(GPU)機能を導入したという。

 微細加工技術は簡単に言うと、半導体の小型化や省電力化、業務処理の高速化につながるもので、微細化が進むと格段に機器の性能が上がり、同じ消費電力でもさまざまな新機能を導入することが可能になる。一方、GPUは文字通り動画や写真などの画像データを高速処理するものだが、新型アイフォーンが顔認証機能を実現したことを踏まえると、アップルの独自GPUが、かなりの高性能であることを示している。

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