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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(6) 1人寂しく平安期からの歴史を体験 

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(6) 1人寂しく平安期からの歴史を体験 

今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶 今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶

■ふらっと立ち寄ってもOK

 砂金採りは洗い場のような専用施設で立ったままで体験できる初級コース、人工河川の中級コース、建物横を流れる自然河川の上級コースに分かれる。上級だからといってザックザックと砂金を採取できるわけではなく、案内してくれた同館営業係の金子隼士さん(29)は「難しいので、挑戦したのは今年に入って数人ほどです」。今回、上級コースは遠慮したが、われこそはという人はぜひ挑戦して、記者に成果を教えてほしい。

 まずは初級コースにチャレンジ。洗い場の砂利を「パン」と呼ばれる溝入りの皿ですくい、水中で揺すりながら砂利を洗い流すと、砂よりも重い砂金が最後に皿底に残るという仕組みだ。砂利をすくったパンをゆっくりと揺すっていると、「今、光るものが見えましたね」と金子さん。皿底に目をこらすと、1ミリほどの小さな砂金が見え、自然と笑みがこぼれる。一日中居座れば、そこそこ稼げるのではないかと思ったが、俗物的な人間だと思われるのが怖いので口に出すのはやめた。

 次はいよいよ人工河川の中級コースに挑戦。まず杓子(しゃくし)とよばれるくわのような道具を使い、川底の砂をすくう。そこからは初級と全く同じ手順。最初は苦戦してなかなか砂金が見つからなかったものの、「杓子で底を削り取るように砂をすくってください」という金子さんのアドバイスを実践すると、最終的には5粒ほどの砂金を採ることができた。採った砂金はその場でキーホルダーやペンダントなどに加工してもらうことも可能だが、今回はそのまま持ち帰ることにした。

 周りを見渡すと、家族連れやカップルだらけ。1人で砂金採りに挑戦するのは少々心細いというか寂しいというか、もてない男という感じが否めない。だが、金子さんやスタッフが丁寧にそばで教えてくれるので、心配はいらない。1人旅でふらっと立ち寄っても十分に楽しむことができる。

 「笑顔で砂金をとって、笑顔で帰ってもらいたいですね」と金子さん。残念ながら「一獲千金」とはならなかったが、佐渡の新たな魅力を発見する「値千金」の体験となった。(松崎翼)

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