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【赤字のお仕事】「埠」と書いて「はとば」と読む

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【赤字のお仕事】
「埠」と書いて「はとば」と読む

 ヒアリが国内各地で見つかっている。海外からコンテナに紛れて港に上陸するというのが、主な侵入経路のようだ。

 ニュースには、ヒアリとともに「埠頭(ふとう)」という言葉が登場することも多い。「埠頭」が港関連の言葉であることは何となく分かる。しかし「埠」が何なのか、「頭」は何を意味しているのか、詳しいことはよく分からなかった。

 漢和辞典で「埠」を調べてみると、「波止場、船着き場」という説明があった。「頭」の意味は「ほとり、あたり、付近」だという。結局「埠」も「埠頭」もほとんど同じである。

 ところで、「青海ふ頭」と書かれていたり「大井埠頭」と書かれていたりと、どうも表記が定まらない。産経の表記基準としては、「埠頭」と書き、読み仮名をつけるのが原則なのだが、「固有名詞に注意」という注記もある。

 「固有名詞」とは何だろうか。「人名」や「地名」が固有名詞であることは確かである。しかし、「地名」に「施設名(埠頭・ふ頭)」が結びついた名称は固有名詞なのか、固有名詞と普通名詞が複合しているものなのか。考え方によって表記も変わりそうである。

 横浜市には、地名(町名)として「鶴見区大黒ふ頭」「中区本牧ふ頭」がある。これについては「さいたま市」を「埼玉市」とは書かないのと同じで、漢字表記への置き換えはできないものと考えられる。

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