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【クローズアップ科学】「はやぶさ2」あと9カ月 小惑星の形状はまだ不明も安定飛行中

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【クローズアップ科学】
「はやぶさ2」あと9カ月 小惑星の形状はまだ不明も安定飛行中

小惑星「リュウグウ」へと降下する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供) 小惑星「リュウグウ」へと降下する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)

 地球に向けて小惑星を出発するのは31年11~12月の予定だが、降下は5月ごろまでに終える。それ以降だと太陽に近づいて熱くなり、機体を傷める恐れがあるためだ。1回目の降下前と3回目の降下後には、初代が失敗した小型ロボットの着陸に再挑戦する。

新技術の試験に相次ぎ成功

 地球を出発後、新技術の試験に相次いで成功した。その一つは機体の位置を精密に特定する技術だ。地球上の2カ所のアンテナで探査機からの電波を同時に受信し、さらに天体からの電波も利用する手法で、従来と比べ位置精度が10倍以上に高まるという。

 探査機と通信を行うには、地球が自転するため地上局をときどき変更する必要がある。このとき数十分から1時間、通信が途絶するのが難点だ。そこで今回は通信が極力途絶えないようにする方法も試行し、成功している。

 通信に使う周波数は初代のX帯に加え、約4倍のデータを送信できるKa帯を新たに採用した。深宇宙探査機ではほとんど使われなかった周波数帯だ。地球から約5千万キロの距離で試験に成功したが、小惑星到着時の約3億6千万キロでも威力を発揮するか注目される。

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