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【クローズアップ科学】「はやぶさ2」あと9カ月 小惑星の形状はまだ不明も安定飛行中

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【クローズアップ科学】
「はやぶさ2」あと9カ月 小惑星の形状はまだ不明も安定飛行中

小惑星「リュウグウ」へと降下する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供) 小惑星「リュウグウ」へと降下する探査機「はやぶさ2」の想像図(池下章裕氏提供)

 小惑星探査機「はやぶさ2」が目的の小惑星に到着するまであと9カ月に迫った。地球から約2億4千万キロ離れた宇宙空間を順調に航行中だが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は「これからの順調を約束するものではない」と気を引き締めている。

 はやぶさ2は、人類史上初めて小惑星の物質を地球に持ち帰った初代はやぶさの後継機。初代が探査した「イトカワ」よりも原始的とされる「リュウグウ」に向かう。この小惑星は有機物や水を含んでいると考えられ、探査は地球の生命や海の起源の理解につながると期待されている。

 平成26年12月に打ち上げられ、航行距離は既に25億キロに及ぶ。来年6月にもリュウグウに到着し、東京五輪開催後の32年末ごろ地球に帰還する計画だ。

イオンエンジン好調

 エンジンの故障で何度も危機にひんした初代とは対照的に、これまでの航行は極めて順調だ。

 機体を加速させるイオンエンジンの連続運転は昨年3~5月と、11月から今年4月までの2回、計約3300時間にわたり正常に行った。年末ごろから3回目の連続運転を実施し、軌道をリュウグウの軌道に合わせる計画だ。

 順調な航行で運用に余裕ができたため、地球と太陽の引力などが釣り合う特殊な場所にさしかかった今年4月、搭載カメラで未知の小惑星発見に挑んだ。見つからなかったが、意味のある挑戦だったという。

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