産経ニュース

【WEB版 島を歩く 酒を造る】(5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり

「佐渡木匠塾」に参加している芝浦工業大学大学院修士1年の高橋紡花さん=8月5日、新潟県佐渡市の稲鯨漁村センター(松崎翼撮影) 「佐渡木匠塾」に参加している芝浦工業大学大学院修士1年の高橋紡花さん=8月5日、新潟県佐渡市の稲鯨漁村センター(松崎翼撮影)

 今年参加しているのは約35人。相川近くの稲鯨漁村センターを生活拠点に8月9日から18日まで、地元工務店の岩崎伸作さん(50)のアドバイスを受けつつ、古民家改修のほか、学校蔵でのバーカウンター作りや、公民館の壁の改修に取り組む。そのうち、前乗りと呼ぶ先遣隊8人はすでに8月1日から佐渡にやってきて作業や準備に取りかかっていた。私が会ったのはこの前乗りのメンバーたち。まずは学校蔵から車で約30分かけて、佐和田地区の古民家に向かう。

 「暑い」。うだるような暑さの中、近くの駐車場に車を止め、木々に囲まれた道をひたすら進む。「トン!トン!トン!トン!」とリズム良くくぎを打つ響きが聞こえてきた。作業場を案内してくれたのは4年の篠原廉さん(21)。明治期に建てられた古民家では、「改修して民宿にしたい」という施主の思いを受け、床やいろりを、趣を壊すことなく改修するという。

 篠原さんは床をはがして現れたいろりの石組みを見て、「こんな風に作られているんだ」と感心したという。また、2階まで吹き抜けの天井には太い梁(はり)が何本も通っており、見上げながら「今ではこんな民家は作れないですね」。

 そして「大きなスケールでものづくりができるのは一生忘れない経験になります」と篠原さんは目を輝かせた。20日ほど身を置く佐渡の魅力について聞くと、「大自然はもちろんですが、佐渡には見るべき歴史的な建築物がたくさんあるんです」と話した。

 言われてみればたしかにそうかもしれない。3日目に清水寺(せいすいじ)を見たときに感動した自分を思い出した。

続きを読む

このニュースの写真

  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり
  • (5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり

関連ニュース

「ニュース」のランキング