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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(5)芝浦工大の「佐渡木匠塾」を訪ねる 地元に溶け込んだものづくり

「佐渡木匠塾」に参加している芝浦工業大学大学院修士1年の高橋紡花さん=8月5日、新潟県佐渡市の稲鯨漁村センター(松崎翼撮影) 「佐渡木匠塾」に参加している芝浦工業大学大学院修士1年の高橋紡花さん=8月5日、新潟県佐渡市の稲鯨漁村センター(松崎翼撮影)

 尾畑酒造(新潟県佐渡市)が運営する「学校蔵」での酒造り体験は5日目を迎えた。体験の初日、杜氏(とうじ)の中野徳司さん(41)に「5日目は『踊り』です」と聞いていたので、言葉のイメージとしては、なんとなく忙しそうな作業なのかと思っていたが、逆だった。

 酒造りでいう「踊り」とは、仕込みタンク内の酵母を増殖させるため、タンクを閉じ、何も手を加えず休ませることだ。つまり、やることがない。

 普段働いている新潟支局の支局長には「1週間休みなく働いてきます」と言ってしまい、代休も用意されている手前、何もせず宿でのんびりするわけにもいかない。

 さてどこにいこうかと考えを巡らせていると、6月に学校蔵を取材した際、「毎年、夏休みに佐渡に泊まり込みながら古民家の改修などを行う『佐渡木匠塾』に参加してます」という芝浦工業大学(東京)の学生たちと知り合ったことを思い出した。

■全て学生主体で 

 芝浦工大の蟹沢宏剛教授が平成18年に始めた「佐渡木匠塾」は、建築生産システムの把握を目的として、実測調査や設計図面の作成、工程計画、施工、引き渡しまで全て学生主体で行うプロジェクトだ。

 簡単に言うと、依頼を受けた島内の建物の修復を、自分たちの手で設計から完成まで行うのだ。ボランティアではなく、施主からは最低限の代金をもらう。学生の甘えをなくすためだ。

 すでに5月には担当者が現地で実測や顔合わせ、プロジェクトの打ち合わせなどを行っており、大学で設計を済ませ、本番に備えている。

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