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【経済インサイド】日の丸・環境技術の「ショーケース」東海大学のソーラーカーが熱視線を浴びるワケ

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【経済インサイド】
日の丸・環境技術の「ショーケース」東海大学のソーラーカーが熱視線を浴びるワケ

東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」=神奈川県平塚市 東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」=神奈川県平塚市

 東海大のチームが参戦する「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」は、同国北部のダーウィンから南部のアデレードの約3000キロを走破する。コースの途中には灼熱(しゃくねつ)の砂漠地帯もあるなど、悪条件との戦いでもある。レースに参戦して上位入賞となれば、そうした過酷な環境に耐えられることが証明されることになる。

 大学や企業にとっては即戦力となる人材育成の面で有効だ。東レも平成23年から東海大のチームを支援している。東レカーボンマジックでの成型工程には、同社の社員と東海大の学生がいっしょになって関わる。東レの奥村勇吾・産業材料部長兼自動車材料戦略推進室主幹は、「学生に対し、最先端のものづくりの現場経験の場を提供できる」と話す。

 こうした産学連携の成果から、東海大学のソーラーカーの主要部品のほぼすべてが日本のメーカーのもので占められる。ただ舞台は世界。勝つためには、日本製にこだわる必要はないのではとも思えるが、チームの総監督を務める木村英樹工学部電気電子工学科教授は、「そんなことはない」と言い切る。

 海外企業との連携となると、距離が離れているため、開発に際し綿密なコミュニケーションが取れないという。「日本国内だったら、技術者も行き来しやすいし、一から部品を作り込むとなると、日本企業との方がスムーズ。しかもその技術レベルは高い」と、木村教授は日本にこだわる意図をこう語った。

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