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【経済インサイド】日の丸・環境技術の「ショーケース」東海大学のソーラーカーが熱視線を浴びるワケ

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【経済インサイド】
日の丸・環境技術の「ショーケース」東海大学のソーラーカーが熱視線を浴びるワケ

東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」=神奈川県平塚市 東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」=神奈川県平塚市

 このほか、設計段階での空力抵抗のシミュレーションには、ソフトウェアクレイドル(大阪市北区)の流体解析ソフトを使ったほか、車両のサスペンション(緩衝装置)には油圧機器大手のKYB、軸受けにはジェイテクトがそれぞれ提供した。

 さらに太陽電池モジュールを覆う影による発電量低下の影響を防ぎ、出力不足を防ぐ「PVバランサー」という装置を三島木電子(水戸市)が開発するなど、大手から中小に至るまで約40社が東海大学のソーラーカーに関わっている。

 ではなぜメーカーは東海大学チームを支援するのか。

 東海大学の国内外のソーラーカーレースへの参戦の歴史が長く、初参戦からちょうど25年となる。過去には、南アフリカ共和国で開かれた「サソール・ソーラーチャレンジ・サウスアフリカ」で平成22年から3連覇を果たすなど、世界的にも強豪チームのひとつ。そのチームに技術や部品などを提供できれば、車体に会社のロゴなども掲出される。優勝すれば世界的に報じられ、広告効果も期待できる。

 ところが東海大学や企業にとって期待するのは、広告効果よりも別のところにある。太陽電池セルを提供するパナソニックは、23年から住宅用の太陽電池モジュール「HIT」を販売している。トヨタ自動車が今年2月に発売を始めたプラグインハイブリッド車「プリウスPHV」にもこのHITが使われている。パナソニックエコソリューションズ社エナジーシステム事業部の吉田和弘・ソーラーシステムビジネスユニット長は「平成23年から東海大学のチームにスポンサーとして協力している。プリウスPHVへの供給に関しても、東海大のレースでの知見が生かせた」と話す。

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