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【赤字のお仕事】「いいかげんな人」「いい加減の湯」 仮名か漢字か…どちら?

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【赤字のお仕事】
「いいかげんな人」「いい加減の湯」 仮名か漢字か…どちら?

 「いいかげんな人だなあ」

 「いい加減のお湯ですね」

 同じ「いいかげん」でも、新聞などのマスコミ表記では、「かげん」の部分が平仮名、漢字、両様出てくるのを見かけられたことがあると思います。

 実は、現在弊社で使用している用字用語集『産経ハンドブック』で掲載されている「いいかげん」という語の項目には、平仮名表記だけが載っています。ですから、漢字で「いい加減」と出てきたら、「いいかげん」と平仮名表記に直すことになります。

 ただ、「機械的に」直すわけにはいかない場合もあります。

 今月上旬、読者投稿欄「談話室」の大刷りゲラを見ていると、その投稿文の中に

 「私が小学校の頃、運動会は10月でした。朝は薄寒かったですが、日中はちょうどいい加減で、秋晴れが続き天気も安定し…」

 とありました。

 この場合もハンドブック通り、「いいかげん」と平仮名に直す赤字を出そうかと思いましたが、それには何か抵抗がありました。

 改めて『産経ハンドブック』を見ると、

 「好(●)い加減」→「いいかげん」(●=産経漢字表にない音訓)

 とあります。

 「いいかげん」という言葉は通常、「途中で投げ出して無責任。まともに取り組まない。でたらめ」というマイナスの意味で使う例が多いと思います。最初に挙げた「いいかげんな人だ」のように。

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