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【外交・安保取材の現場から】米中戦争は回避できるか 「ツキジデスの罠」に直面する日米同盟

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【外交・安保取材の現場から】
米中戦争は回避できるか 「ツキジデスの罠」に直面する日米同盟

日米2プラス2の共同記者発表後に握手する(左から)小野寺五典防衛相、米国のティラーソン国務長官、河野太郎外相、マティス米国防長官=8月17日、ワシントン(ロイター) 日米2プラス2の共同記者発表後に握手する(左から)小野寺五典防衛相、米国のティラーソン国務長官、河野太郎外相、マティス米国防長官=8月17日、ワシントン(ロイター)

 まだ暑さが残る8月17日のワシントンで、久しぶりに会ったベテラン外交官は上機嫌だった。

 「いやあ、いい会談だったよ」

 彼はこの直前まで、日米外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)に同席していた。隣に座っていた外務省幹部はいたずらっぽく「いい会談であればあるほど中身は話せない」と笑った。

 2プラス2の主要議題は北朝鮮だった。核・ミサイル開発を進める北朝鮮に対し、日米両政府は「圧力をかけ続けることで一致した」とする共同発表をまとめた。より身近に北朝鮮の核の脅威に直面する日本に対し、米国は「核の傘」を提供することを改めて確認した。

 その後の北朝鮮による核実験を受け、日米両国は連携して各国に圧力強化を働きかけた。北朝鮮との対話に意欲を示す韓国の文在寅大統領(64)には、安倍晋三首相(62)とトランプ米大統領(71)が連絡を取り合いながら再考を促した。米露関係の悪化で連絡が取りづらいトランプ氏に代わり、ロシアのプーチン大統領(64)に厳しい制裁措置の必要性を訴えたのは安倍首相だった。

 9月11日に採択された国連安全保障理事会の制裁決議は北朝鮮からの繊維輸入を禁じ、北朝鮮への石油輸出に上限を設けるなど一定の厳しい内容が盛り込まれた。日米連携が採択実現に寄与したのであれば、8月に行われたワシントンでの会議は成功だったいえる。

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