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【ビジネス解読】THAAD報復で不振の現代(ヒュンダイ)自に追い打ち 中国合弁「解消」危機 背後に習指導部?

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【ビジネス解読】
THAAD報復で不振の現代(ヒュンダイ)自に追い打ち 中国合弁「解消」危機 背後に習指導部?

現代自の中国・北京工場(ロイター) 現代自の中国・北京工場(ロイター)

 これに先立つ4工場の停止も同様の理由で中国とフランスの合弁会社、北京英瑞傑が部品の供給を拒否したことがきっかけだ。その後、同社は供給を再開したが、代金は依然支払われていないとみられる。

 なぜ、こんなお粗末な事態になっているのか。

 北京現代汽車は現代自と北京汽車の折半出資で、生産は現代自、財務は北京汽車が主導権を握っている。THAAD配備の影響による販売不振を受け、北京汽車は現代自とともに中国に進出した韓国の部品メーカーの納入単価を20%引き下げるよう要求。中国現地メーカーへの切り替えも求めた。これに現代自側が難色を示し、両社の関係は悪化。現代自内では「借金をしてでも部品メーカーに代金を支払うべきだ」との声も上がるが、北京汽車がこれを拒む状況が続いているという。

 現代自の中国市場での販売は今年1~7月に前年同期から40.7%も減少した。今後も「販売減少→部品代金未払い→部品供給中断→生産中断→販売減少」という悪循環に陥りかねない。現代自とともに中国に進出した韓国の部品メーカーは145社あり、これらの企業にとっても代金の未払いは死活問題で、連鎖倒産の危機にひんしている。

 韓国経済新聞などによると、中国メデイアでは、北京汽車が現代自との合弁を終えることも検討しているとの報道が出ており、今回の工場停止は習氏の周辺が裏で糸を引いているとの憶測も浮上しているという。THAAD配備に対する中国側の報復の徹底を印象づけている形だが、中国進出のリスクも改めて浮き彫りにしており、今回の問題は中国にとっても好影響を及ぼすとはいえないだろう。

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