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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(4)「大吟醸みたいだな」とにっこり

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(4)「大吟醸みたいだな」とにっこり

今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶 今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶

■科学と人の手が融合

 すっかりリゾート気分にひたった後、午後5時に再び学校蔵に戻り、前日に麹箱に分けた麹米を確認する。「大吟醸みたいだな」と中野さんから笑みがこぼれた。どうやらイメージ通りに麹菌が定着しているらしい。ほのかに甘い香りが鼻をついた。

 作業を終えた後、記者とともに酒造りを学んでいる大人の食の月刊誌「dancyu(ダンチュウ)」(プレジデント社)のウェブ編集長、江部拓弥さん(47)に印象を聞くと「寒い仕込み室と暑い麹室を行ったり来たりで、ずいぶん汗をかくし、体調がおかしくなりそうです」とお疲れの様子だ。

 「朝は早いし休みは少ないが、その中で蔵人はやりがいを持ってやっているのが分かる。細かく温度を調べたり時間を計るなど、科学と人の手の融合で酒を造っていることに驚きます」とも語った。

 記者という仕事も朝早く夜遅く、休日も少なく大概ブラックだと思いながら働き続けてきたが、杜氏ほど私生活と仕事の境界が見えない仕事もなかなかないだろう。

 「酒造りに慣れは敵なんです」という中野さんの言葉を思い出した。麹や酵母は気温や環境で生育が全く違ってくるからだ。同じことを繰り返すのではなく、「できることは何でもやる」から、学校蔵に泊まり込むことも少なくない。「いい酒を造り続ける」という杜氏としての信念と情熱が表情や行動ににじみ出ていて圧倒される思いだ。単に「酒造りが好き」というだけでは貫き通せない領域だ。

 「杜氏は仕事や生業という言葉では言い表せない感じがするよね」。江部さんの言葉が頭に残りつづけた。(松崎翼)

■「辛口産経」販売中!

産経新聞社のオリジナル酒「佐渡 学校蔵発 辛口産経」の販売を産経ネットショップのホームページ(https://sankeishop.jp)とコールセンター(フリーダイヤル0120・501・675、営業時間午前9時~午後9時)で受け付けています。電話では申込番号「SA170905」と告げてください。

 価格は720ミリリットル2300円、1800ミリリットル3800円(いずれも送料込み)、計約1800本(予定)の本数限定です。

 お届けは10月中旬以降を予定しています。

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