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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(4)「大吟醸みたいだな」とにっこり

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(4)「大吟醸みたいだな」とにっこり

今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶 今年の「辛口産経」新酒(見本)。右が1.8㍑瓶、左が720㍉㍑瓶

■若き蔵人たち

 「お前、きのう酒飲んだだろ」

午前8時40分、米麹を6つの麹箱に分けて温度管理をしやすくする「盛り」の作業に取りかかる中、杜氏(とうじ)の中野徳司さん(41)が苦笑いしながらそう語りかけた。その先にいたのは、この日の作業から新たに加わった3年目の蔵人、高津知幸さん(22)だ。酒のにおいが中野さんの鼻をついたらしい。場が和む。

 高津さんは大のお酒好き。酒蔵に勤めているのだから酒を飲んでも当たり前なのだが、中野さんいわく「高津は尾畑酒造一の酒飲みだ。1晩に1升瓶1本は飲むからな」。

 高津さんは「そんなに飲めませんよ」と笑い、「好きですけど飲む量は他の人とそんなに変わらないです」。どっちが本当なんだろう。一度、好きなだけ飲ませてみたいものだ。

 蔵人といえば職人かたぎで年配の人が多いイメージだったが、意外と若い蔵人が多いことに驚く。21年目の蔵人、近藤崇さん(43)によると、尾畑酒造で若い蔵人が増えだしたのは21世紀に入ってからだという。

 経験と卓越した技術が必要とされる杜氏。以前は酒蔵に所属する杜氏や蔵人は少なく、全国各地に存在した「杜氏集団」が冬に出稼ぎという形でやってくるのが一般的だった。だが、近年、高齢化などによって、杜氏が引退。酒蔵に所属する社員が杜氏を兼ねる「社員杜氏」が定番化し、後継者育成のためにも各酒造会社で蔵人の採用数を増やしたそうだ。

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