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【東北「駅」物語(6)】人影まばら かつての要衝 JR東北線白河駅 福島県白河市  

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【東北「駅」物語(6)】
人影まばら かつての要衝 JR東北線白河駅 福島県白河市  

1916(大正5)年建設の木造駅舎は、赤い屋根にステンドグラスなど大正モダンを感じさせ「東北の駅百選」にも選ばれている 1916(大正5)年建設の木造駅舎は、赤い屋根にステンドグラスなど大正モダンを感じさせ「東北の駅百選」にも選ばれている

 小峰城の城下町として栄えた街に「白河駅」ができたのは、明治20(1887)年7月16日。ちょうど130年前のことだ。

 日食観測で突貫工事

 この年の8月19日、101年ぶりに日本で起こる皆既日食の観測を、明治政府は国家事業と位置付けた。米国から来る観測隊の支援、機材や見物客などの運搬…。交通網の整備は急務で、上野-黒磯間の鉄路(現在の東北線)を、白河、郡山まで延伸させた。小峰城跡にある「白河皆既日蝕の碑」は、当時の様子をこう刻む。「突貫工事で開通させて白河駅を開業した」

 皆既日食の当日は、往復運賃を半額にしたり、増発列車を走らせたりしたこともあり、白河の駅や街は大いににぎわったという。

 栃木・福島の県境近くにできた白河駅は、文字通り「東北の玄関口」。交通の要衝として、さまざまな役割を担った。大正5(1916)年には、白河と棚倉を結ぶ「白棚(はくほう)線」(その後バス路線に転換)が開業。地域交通の要としての役割も加わった。

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