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【びっくりサイエンス】ヒョウ柄の巨大外来ナメクジ、北海道で生息域が急拡大 農作物の食害の恐れも

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【びっくりサイエンス】
ヒョウ柄の巨大外来ナメクジ、北海道で生息域が急拡大 農作物の食害の恐れも

マダラコウラナメクジ(森井悠太・北海道大研究員提供) マダラコウラナメクジ(森井悠太・北海道大研究員提供)

在来大型ヒルが天敵

 今回の調査では、マダラコウラナメクジにも天敵が存在することも判明した。市民からの情報に、在来の大型ヒル「カワカツクガビル」が捕食している写真が含まれていたのだ。

 ミミズを専門に捕食する体長10センチほどの黒色のヒルで、北海道だけに生息する。それが、自分の体より太いマダラコウラナメクジを飲み込んでいた。

 外来種は日本古来の在来種を駆逐することが多いが、やられっぱなしではないらしい。このヒルは、新たな侵入者に対して自身の食性を変えて対応していた。研究チームの中野隆文・日本学術振興会特別研究員は「主食のミミズは豊富なのに、なぜ外来ナメクジを食べたのか。進化生物学的な観点からも非常に興味深い」と話す。

 もしマダラコウラナメクジを見つけたらどうすればいいのか。何か気をつけることはあるのだろうか。中野さんは「むやみに触らない方がいいが、攻撃性もなく恐れる必要はない。通常のナメクジと同様に駆除してかまわない」と話す。

 駆除の具体的方法は、大量に塩をかけて退治することもできるが、土壌の悪化で環境に影響を及ぼす可能性があるため、「踏みつぶしたり切断したりする方が良い」という。(科学部 伊藤壽一郎)

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