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【ゲーム新時代】“遊ぶ推理小説”復権 常識覆した「逆転裁判」

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【ゲーム新時代】
“遊ぶ推理小説”復権 常識覆した「逆転裁判」

カプコンの推理アドベンチャーゲーム「逆転裁判」の画像(C)CAPCOM CO., LTD. 2014 ALL RIGHTS RESERVED. カプコンの推理アドベンチャーゲーム「逆転裁判」の画像(C)CAPCOM CO., LTD. 2014 ALL RIGHTS RESERVED.

 ゲームには、主人公の行動を選んで話を進める「アドベンチャーゲーム」というジャンルがある。「遊ぶ推理小説」とも言える推理アドベンチャーには、かつて「ポートピア連続殺人事件」「かまいたちの夜」といった話題作が出たが、ゲーム機の性能アップの恩恵を受けやすいアクションゲームなどと比べ、存在感は低下気味だ。しかし、カプコンの「逆転裁判」シリーズは、15年間で累計640万本(6月末現在)を販売して映画やアニメ、宝塚歌劇団の舞台になるなど、このジャンルの“復権”を後押ししている。開発責任者2人に、エンターテインメントの創造と持続について聞いた。

常識覆した設定

 逆転裁判は無実の罪で逮捕された被告の無罪を証明するのが目的で、主に任天堂の携帯型ゲーム機向けに発売されてきた。決定的と思える証言や証拠などによる不利な状況から形勢を「逆転」させ、真犯人を含む事件の全容を解明する。一部を除き、本編の主人公は弁護士の成歩堂(なるほどう)龍一だ。証人に対する尋問で、「揺さぶる」か、収集した証拠を「突きつける」ことで、証言の矛盾を指摘する。本編6作のほか、複数の派生作品が発売された。

 “生みの親”といわれるのは、シリーズ総監督の巧舟(たくみ・しゅう)氏(46)。もともとミステリーファンで、推理ゲームをつくるために入社。小規模プロジェクトを発端に、その夢をかなえたのが平成13年に発売された逆転裁判の第1作だったという。「ミステリーのおもしろさを幅広い皆さんに伝えたかった」と振り返る。米国の作家が辣腕(らつわん)弁護士の活躍を描いた「ペリー・メイスン」シリーズをヒントに、推理ものの主人公は探偵や刑事という常識を覆す設定にした。

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