産経ニュース

【WEB版 島を歩く 酒を造る】(3)まさか清水の舞台があるとは 

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(3)まさか清水の舞台があるとは 

手を赤くして熱い蒸し米を冷ます松崎記者 手を赤くして熱い蒸し米を冷ます松崎記者

 もと卸しを終えると、使った道具の酒っ気を抜くため、入念に水で洗う。酒造り体験の中で、最も多いのが「洗う」作業だ。酒造りには水を使う。道具類だけでなく、蒸し米を置く布、浸漬に使う袋など作業を終わるたびに洗う。いったい何百トンの水を使うのか、水道代はどれくらいになるんだろうか、と心配するくらいだ。

 決して楽しい作業ではないが、しっかりと水で洗わなければ、次に仕込む際に、イメージしている酒とは違ったものになってしまう可能性があるのだという。満足な酒を造る上で、大切な一つの行程だということを実感する。

■息をのむほどの美しさ

 午後の作業開始まで時間が空いたので、学校蔵から車で40分ほどかけて、一緒に酒造りを体験している梶井寛さん(58)がおすすめする佐渡市中心部の清水寺(せいすいじ)を訪れた。

 背の高い杉並木の中をまっすぐ伸びるゆるやかな石段を駆け上がっていくと、目の前に驚きの光景が広がった。「まるで京都の清水寺(きよみずでら)だ」。本堂である救世殿(ぐぜでん)は「清水の舞台」で有名な京都市東山区の清水寺本堂(国宝)そっくりなのだ(厳密には一回り小さいが)。朱塗りの救世殿とそれを囲む青々とした木々のコントラストは息をのむほどの美しさだ。

 佐渡観光協会によると、桓武天皇の勅により、京都から布教に来た賢応法師によって大同3(808)年に開基されたという。歴史ある寺院が持つ清らかな空気が辺りに漂い、心が洗われる。清水寺の住職、池田英雅さんは「緑の中で鳥の鳴き声を聞きながら、大自然を感じてほしい」と話す。

続きを読む

このニュースの写真

  • (3)まさか清水の舞台があるとは 
  • (3)まさか清水の舞台があるとは 
  • (3)まさか清水の舞台があるとは 
  • (3)まさか清水の舞台があるとは 
  • (3)まさか清水の舞台があるとは 

関連ニュース

「ニュース」のランキング