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【iRONNA発】白人至上主義 トランプ氏はなぜ人種差別を政治利用するのか 中岡望氏

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【iRONNA発】
白人至上主義 トランプ氏はなぜ人種差別を政治利用するのか 中岡望氏

白人至上主義者と反対派の衝突をめぐる発言で波紋が広がっているトランプ米大統領=8月15日(AP) 白人至上主義者と反対派の衝突をめぐる発言で波紋が広がっているトランプ米大統領=8月15日(AP)

 だが、言葉を使わないからといって差別意識が払拭されるわけではない。あくまで心に思っていること、本音を直接口に出さないということにすぎない。そうした社会的雰囲気の中で人種的な差別意識や白人至上主義的な意識を持っている人は、長い間、息苦しさを感じていたのである。

社会的タブー

 こうした中で、社会的タブーを破ったのが、昨年の大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏だった。選挙運動中、トランプ氏は平気でポリティカル・コレクトネスに反する言葉を使った。差別用語禁止に不満を抱いていた保守派の人々は喝采した。トランプ氏は社会的タブーを破ることで、一部の保守派の人々の間で人気を博したのである。

 しかし、シャーロッツビル事件で事態は大きく転換し、改めて白人至上主義が大きな政治問題となった。南北戦争における南軍のリー将軍の銅像撤去をめぐって、奴隷制度を支持し、南軍の敗北を認めない白人至上主義者と反対派が激突、死者が出る事態となった。

 白人至上主義者は反ユダヤ主義者でもあり「ユダヤ人が自分たちにとって代わることは許さない」と叫びながら行進した。そうした状況の中で、トランプ氏は「ネオ・ナチも反ネオ・ナチも両方とも悪い」と発言し、それが白人至上主義者やネオ・ナチと反ユダヤ主義を容認するものだと厳しい批判が浴びせられた。

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