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【WEB版 島を歩く 酒を造る】(2) あやうく自分が仕込まれることに… 

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【WEB版 島を歩く 酒を造る】
(2) あやうく自分が仕込まれることに… 

仕込みタンクの中の醪をかい棒で撹拌する松崎記者。脚立の上でちょっと腰が引けている 仕込みタンクの中の醪をかい棒で撹拌する松崎記者。脚立の上でちょっと腰が引けている

 産経新聞社は新潟県佐渡島の地域振興を支援する目的で、今年もオリジナル酒「辛口産経」を製造している。8月1日から7日間、新潟支局の松崎翼記者(24)が佐渡島に渡り、地酒「真野鶴」の蔵元である尾畑酒造の協力を得て、廃校となった木造校舎を酒蔵に改装した「学校蔵」で仕込み作業を体験した。その様子を紹介する。

【2日目】

■先輩らの熱意に「!」

 今回の仕込み体験では、記者以外にも大人の食の月刊誌「dancyu(ダンチュウ)」(プレジデント社)のウェブ編集長、江部拓弥さん(47)、将来は薬膳料理の店を開きたいというアステラス製薬の梶井寛さん(58)、佐渡で農業を営む岩谷浩臣さん(49)、産経新聞社のファンクラブ、ウェーブ産経の「辛口産経」仕込み体験募集に応募した東京都品川区の主婦、多ヶ谷美津子さん(58)の4人も参加している。

 皆さん、酒造りの極意を吸収しようと、目を輝かせながら大変な作業に取り組む姿は全く年齢を感じさせない。自分が同じような年齢に達したときも、常にチャレンジする心を持ち続けようと思わせてくれる4人だ。

 午前8時半、歩くと床がミシミシと音を立て、振動が窓にまで伝わる学校蔵の廊下を進み、麹室(こうじむろ)へ。昭和30年に建てられた古い校舎であることを実感する。

 まず、初日に種麹を振りかけた酒米のかたまりにかぶせてあった布団を一枚一枚はがす。

 初日に比べ米がぱらぱらになっていて、梶井さんが「ゴムのような弾力がありますね」と印象を述べると、「麹が根付いてきました」と杜氏(とうじ)の中野徳司さん(41)。

 21年目の蔵人、近藤崇さん(43)が温度を測る。モノを言わない麹菌は温度管理が大切だ。微妙な温度の違いが酒の出来を左右するという。1日に何回も測定して、繁殖具合を確認するのだ。

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