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【防衛オフレコ放談】尖閣領空で中国ドローン撃墜する日 海保に白羽の矢が立ったワケ、自衛隊との垣根消える?

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【防衛オフレコ放談】
尖閣領空で中国ドローン撃墜する日 海保に白羽の矢が立ったワケ、自衛隊との垣根消える?

中国側が飛ばしたとみられる小型無人機「ドローン」(丸内)=5月18日、沖縄・尖閣諸島周辺海域(海上保安庁提供) 中国側が飛ばしたとみられる小型無人機「ドローン」(丸内)=5月18日、沖縄・尖閣諸島周辺海域(海上保安庁提供)

 中国による尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での一方的な海洋進出と挑発が止まらない。新たな手段も繰り出し、小型無人機「ドローン」を使った領空侵犯はその象徴だ。小型のドローンとはいえ主権の侵害を放置すれば、中国はさらに挑発をエスカレートさせる恐れが強く、手をこまねいているわけにはいかない。撃墜もいとわない強い姿勢が求められ、白羽の矢が立ったのは自衛隊ではなく海上保安庁だった。(社会部編集委員 半沢尚久)

5月にドローン

 ドローンによる領空侵犯は5月に起きた。

 尖閣諸島の魚釣島の西北西約14キロの領海内で中国海警局の船の船首付近でドローンが飛行しているのを海保の巡視船が確認した。海警局の船は領海に侵入しており、その上空でのドローンの飛行は領空侵犯に当たる。

 海保から連絡を受けた航空自衛隊はF15戦闘機やE2C早期警戒機などを緊急発進(スクランブル)させたが、ドローンは5分弱で海警局の船に戻ったとみられている。空自がスクランブルで出動したのは、現状では領空侵犯や領空接近に対処するのは空自だけに与えられた任務だからだ。

 ただ、ドローンに対するスクランブルについて空自幹部は「広大な領空でハエを追うようなものだ」と指摘する。小型のドローンはF15などのレーダーに映らず、パイロットも目視できないためだ。

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