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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】どうなるグアム危機 米朝駆け引きの3つのポイント

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
どうなるグアム危機 米朝駆け引きの3つのポイント

 朝鮮中央テレビが4日放映した、ICBM「火星14」の発射実験に立ち会った金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同)  朝鮮中央テレビが4日放映した、ICBM「火星14」の発射実験に立ち会った金正恩朝鮮労働党委員長の写真(共同)

 金正恩氏は、国際社会に「北朝鮮の脅威」を見せつけたことで一定の目的を達成し、このまま沈黙するのか。その先行きは不透明である。米朝は米国務省と北朝鮮国連代表部の「ニューヨーク・チャンネル」のほか、米元高官や研究者などを通じたルートで接触できるため一定の水面下交渉はあったとされる。

 だが、危機は先送りされただけとの見方が多い。21日からの米韓合同軍事演習(UFG)の規模によっては、演習期間中に北朝鮮の予告なしの挑発が始まる可能性もある。

■ポイント2 過去の対米挑発は連戦連勝 

 北朝鮮は米国との瀬戸際外交で“連勝”してきた成功体験がある。「米国は緊張に耐えられず最後に譲歩する」との教訓を得ている。もっとも、金正恩氏がトランプ政権の思考回路を読み違うと事態は予測不能に陥る。

 1994年、兵器用プルトニウムの生産疑惑が焦点だった第1次核危機で北朝鮮は核拡散防止条約(NPT)脱退を宣言し、「ソウルは火の海になる」「経済制裁は宣戦布告だ」と激しく反発した。このとき北の核武装化を懸念した米国は核施設への先制攻撃も検討したが、当時のクリントン米政権は最終的にカーター元大統領の訪朝で危機を回避した。

 兵器用のウラン濃縮疑惑が発端だった2002~03年の第2次核危機でも北朝鮮は、国際原子力機関(IAEA)の査察官を追い出しNPT脱退を表明、危機を高めた。この結果、米中が主導して「6カ国協議」(03~08年中断)が設定されたが北朝鮮は核実験を強行。さらに紙切れにすぎない「北朝鮮の核計画申告書」提出でブッシュ政権(当時)から「テロ支援国家指定」解除を引き出すことに成功した。

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