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【ソウルから 倭人の眼】北のミサイルより「慰安婦バス」 徴用工像と慰安婦像イベントに没頭する韓国に危機感ゼロ

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【ソウルから 倭人の眼】
北のミサイルより「慰安婦バス」 徴用工像と慰安婦像イベントに没頭する韓国に危機感ゼロ

8月14日、ソウル市内の路線バス車内に登場した慰安婦像(名村隆寛撮影) 8月14日、ソウル市内の路線バス車内に登場した慰安婦像(名村隆寛撮影)

■不安感払拭はすでに不要か

 朝鮮半島危機というこの期に及んで、韓国大統領が徴用工問題、しかも南北共同での問題の実態調査について語ったことは耳を疑いたくなった。

 さらに文氏は、就任から100日にあたる17日に大統領府で行った内外メディアとの記者会見で、徴用工に絡む請求権について、「個人の権利は残っている」との考えを明示した。1965年の日韓請求権協定を踏まえ、文氏は韓国人の個人請求権が消滅していないとした2012年の韓国最高裁の判断に触れ、「韓国政府はこの立場で歴史問題に臨んでいる」と断言した。

 韓国政府として個人請求権が消滅していないとの判断を示したのは初めてで、「問題は解決済み」との立場を取る日本政府はさっそく、韓国側に抗議している。

 ただ文氏は、朝鮮半島をめぐる危機的状況については当然、自覚しているようだ。演説でも記者会見でも、日本よりも北朝鮮の問題への切実感が感じられた。

 文氏は「朝鮮半島で戦争は2度と起こさない」と断言し、北朝鮮をめぐる国民の“不安感”の払拭に努めようとしている。しかし、繰り返しになるが、朝鮮半島問題の当事者である韓国国民からは、差し迫った危機感や不安感は現在も感じ取ることはできない。大統領の言葉以前に、安心しきっているのかもしれない。

 慰安婦や徴用工の問題を持ち出せば、韓国では誰も何も言えない。この韓国特有の“不文律”のもとで、本来なら切実な現実問題として起こるべき北朝鮮への反発は影をひそめ、慰安婦や徴用工の像の設置に見られる日本への抗議や反発は、“何でもあり”の状況が続いている。

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