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【クローズアップ科学】天空の研究拠点 東京スカイツリーの意外な現場 記者が恐る恐る昇ってみると…

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【クローズアップ科学】
天空の研究拠点 東京スカイツリーの意外な現場 記者が恐る恐る昇ってみると…

東京スカイツリーの高さ458メートル地点で、霧や雨粒の計測装置を示す研究者=平成29年7月31日、東京都墨田区(草下健夫撮影) 東京スカイツリーの高さ458メートル地点で、霧や雨粒の計測装置を示す研究者=平成29年7月31日、東京都墨田区(草下健夫撮影)

 分かるのはガスの濃度だけではない。炭素の放射性同位体比を基に、二酸化炭素が植物の呼吸と化石燃料のどちらに由来するか判断できる。化石燃料の場合は天然ガスか石油かも推定できるという。分析結果から東京圏の二酸化炭素の量を排出源別に突き止めることを目指している。

 同研究所の寺尾有希夫主任研究員は「ツリーで高精度の観測を続け、温室効果ガスの削減対策の実効性を調べていきたい」と話す。

 こうしたデータを、日本が来年度に打ち上げる人工衛星「GOSAT-2」の観測データと組み合わせれば、温室効果ガスの状況の理解がさらに深まると期待されている。

■雲粒を見つめ、ゲリラ豪雨に挑む

 再びエレベーターに乗り、458メートル地点へ。防災科学技術研究所や国立極地研究所などが取り組んでいるのが雲粒の観測だ。この高さにできる雲の中で、雲粒の大きさや個数をレーザーで調べている。防災科研の三隅良平部門長は「従来は飛行機が使われてきたが、ツリーなら通年で観測を続けられる利点がある」と説明する。

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