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【iRONNA発】内閣改造 総理は改憲も長期政権も諦めていない 三浦瑠麗氏

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【iRONNA発】
内閣改造 総理は改憲も長期政権も諦めていない 三浦瑠麗氏

認証式のため官邸を後にする安倍晋三総理 =3日、総理官邸(宮崎瑞穂撮影) 認証式のため官邸を後にする安倍晋三総理 =3日、総理官邸(宮崎瑞穂撮影)

 一つは、岸田派から林芳正文科相、小野寺五典防衛相ら4人を入閣させて優遇していること。これは、岸田氏への配慮であると同時に、いざというときの人質の意味もあります。岸田氏が反旗を翻すようなことがあったときには、閣僚ポスト継続をちらつかせて分断を図れます。特に、林、小野寺両氏は将来に向けての野心もあるでしょうから、岸田派の結束の度合いが試されることになるわけです。

 もう一つは、安倍総理の悲願である憲法改正です。岸田氏は、憲法9条は変える必要がないという立場で、総理の改憲構想とは距離があります。政調会長として自民党案を取りまとめる立場にありますが、それが、安倍政権への忠誠と9条改憲に向けての「踏み絵」となるという仕掛けです。立場上、岸田氏も反対はできないでしょうから、総理と「共犯関係」が生じる。

 この構図は、岸田氏の外相時代と同じです。安倍政権の外交の大きな絵は官邸が描き、その上で、実務における岸田氏の手堅さは評価する。よく言えば、岸田氏を「育て」ており、普通に言えば「飼い殺し」にしているわけです。岸田氏自身、現時点で主戦論にかじを切っても勝ち目はないことを理解していますから、官邸が許容する範囲内で自身のカラーを出していくしか道がないわけです。

 「ポスト安倍」本命は?

 今回の内閣改造で面白いのは、本当のポスト安倍の構図が見えてきたということです。新たなポスト安倍候補として、河野太郎外相、加藤勝信厚労相、茂木敏充経済再生相、西村康稔官房副長官あたりにも注目していくべきだと思っています。

 それぞれ、党内の人望や知名度には、相当程度ばらつきがあります。現段階で、ポスト安倍の本命ということにはならないでしょうけど、最後は党内力学で決まります。総理が、現在の党内力学と実力で選んだ結果、彼らにポストが回ってきたのですから、それは重要な指標になります。

 いずれにせよ、今般の内閣改造ではっきりしたのは、当分の間、日本政治の主役は安倍総理であり続けるということです。

                   

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 【プロフィル】三浦瑠麗(みうら・るり) 国際政治学者。昭和55年、神奈川県生まれ。東大大学院法学政治学研究科修了。専門は国際政治、比較政治。著書に『シビリアンの戦争』(岩波書店)、『日本に絶望している人のための政治入門』(文春新書)。近著に『「トランプ時代」の新世界秩序』(潮出版社)。

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