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【聞きたい!映画】「幼な子われらに生まれ」 即興演出で追い込まれた浅野忠信の鳥肌ものの演技とは

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【聞きたい!映画】
「幼な子われらに生まれ」 即興演出で追い込まれた浅野忠信の鳥肌ものの演技とは

「“父性”は役割であって、男だけの問題じゃないと思う」と語る三島有紀子監督(岡本耕治撮影) 「“父性”は役割であって、男だけの問題じゃないと思う」と語る三島有紀子監督(岡本耕治撮影)

緊張した俳優の鼓動がマイクに…

 本作では、浅野だけでなく、田中や寺島、子供たちも、ドキュメンタリー作品を見るような、心を震わせる演技を見せている。即興性を重視する厳しい演出に浅野も追い込まれたが、共演者たちも極度の緊張を強いられた。

 「俳優たちの鼓動が激し過ぎて、マイクが拾っちゃうんです。その音だけ後から消していますけど」と三島監督は笑う。

 「ツギハギだらけの家族」として、悩み続けた信。家族は1枚の布になる日が来るのだろうか。

 三島監督は、「再婚家庭であろうがなかろうが、問題は同じ。信は『父とは何か』の正解が結局見つけられないけれど、一瞬“何か”が見えた。そんな瀬戸際の一瞬が家族だったり人間をつないでいるんじゃないでしょうか」と語った。

(文化部 岡本耕治)

 ●三島有紀子(みしま・ゆきこ) 大阪市出身。18歳から自主映画を撮り、大学卒業後、NHKに入局。「トップランナー」や「NHKスペシャル」などドキュメンタリー番組を担当。独立後、2009年に「刺青 匂ひ月のごとく」で監督デビュー。主な作品に「しあわせのパン」(12年)、「ぶどうのなみだ」(14年)、「繕い裁つ人」(15年)など。

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