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【メガプレミアム】コツンと追突したら「5000万円払え」 裁判所に提訴までした男の正体は…?

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【メガプレミアム】
コツンと追突したら「5000万円払え」 裁判所に提訴までした男の正体は…?

追突事故が起きた現場=2月7日、東京都足立区江北(三枝玄太郎撮影) 追突事故が起きた現場=2月7日、東京都足立区江北(三枝玄太郎撮影)

 Bさんの主張では、Aさんはその日のうちにBさんの携帯電話に電話を掛け、「けがをさせてしまってすみません。病院で待っていたのですが、会えませんでした」と謝罪した(Aさん側は否定している)。

 とはいうものの、Aさんは楽観していた。なぜならトラックはナンバープレートが少し曲がった程度で、ほとんど無傷。Bさんの軽トラックの傷もわずかにバンパーの中央部がへこんだ程度。けがといってもどうということがないものだろう。

 ところが…。

 Bさんを原告とし、Aさんを被告とした東京地裁の民事訴訟で、Aさんが請求された賠償金額は何と5823万8412円。裁判までに、Aさんは652万5111円(任意保険から約200万円、労災休業給付から約450万円)を支払っている。これでも足りない、とBさんは主張したのだった。

 内訳は治療費など226万2840円、休業損害が5140万4769円に及んだ。

 これだけ高額な賠償金を請求した理由の1つはBさんの職業にあった。Bさんは東京都江戸川区や世田谷区などで3店舗のリサイクル店を営んでいた。ほかにもインターネットで電話注文を受け、現場での見積もり、作業員の手配、中古品の売買、各店舗の従業員や会計の管理なども行っていた。

 Bさんはこう主張した。

 「事故によって売り上げが急減した。長期間の通院を余儀なくされ、仕事に大いに支障を生じさせた」

 だが、裁判が始まると、次々に不可解なことが分かってきた。

 確かにBさんはリサイクル業を営んでおり、東京都江東区にある52階建てのタワーマンションの51階に住んでいた。家賃は20万円前後の高級マンションだ。

 Bさんはなぜか東京国税局に対して提出した修正申告書を提出してきた。平成23年11月1日に修正したもので、同20年に遡っていた。また売り上げを集計した表も出してきたが、これはBさんが入力したものの、客観的な担保は何もないものだった。

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