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【3×3安倍内閣】改造の主眼は来年秋の総裁選にあった…「ポスト安倍」を懐柔し、真綿でじわりと絞める 目算狂った目玉人事も…

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【3×3安倍内閣】
改造の主眼は来年秋の総裁選にあった…「ポスト安倍」を懐柔し、真綿でじわりと絞める 目算狂った目玉人事も…

閣議に臨む安倍晋三首相(右)と茂木敏充経済再生担当相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影) 閣議に臨む安倍晋三首相(右)と茂木敏充経済再生担当相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 1つは「外交の継続性」を重視するからだ。平成24年12月の第2次安倍内閣発足時から外相を続ける岸田はこれまでに53カ国・地域を飛び回った。則(のり)を超えぬ岸田は安倍外交の「前さばき役」として最適だった。

 もう1つは党務に戻すリスクを考えた。岸田の後見役である元幹事長の古賀誠は引退後も隠然たる力を持つ。岸田がいくら恭順の意を示しても、岸田の下に反安倍勢力が結集する可能性は消えていない。

 古賀が優柔不断な岸田に不満を持っているのは明らかだった。最近も周辺にこう漏らした。

 「空港なんかで受けるようではダメだ…」

 古賀の言う「空港」とは昨年8月3日の内閣改造を指す。安倍が岸田に外相続投を求めたのは直前の7月27日朝、羽田空港のVIPラウンジだった。わずか15分間の会談で岸田が軽々に続投を内諾したことに古賀はまだ怒っているのだ。

 安倍が人事に悩んでいる間に内閣支持率は下落の一途をたどった。7月15、16日のANN世論調査の内閣支持率は29・2%、22、23日の毎日新聞世論調査は26%だった。

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