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【ニュースの深層】迷走、ノロノロに予測技術の限界 台風5号は手強かった!今シーズンの台風どうなる?

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【ニュースの深層】
迷走、ノロノロに予測技術の限界 台風5号は手強かった!今シーズンの台風どうなる?

 しかし、台風5号が発生した時期、太平洋高気圧は平年より北寄りで勢力が弱く、台風を押し流す気流が弱かった。さらに、同時期に発生した台風6号と互いに引き合う力が働いて動きが複雑化。台風5号は東向きに逆行して楕円(だえん)を描き、さらにフィリピン沖へ南下。8月1日に入ったところで北向きに列島を目指し始めた。

 この間、台風5号が通過した海域は海面水温が平年より1、2度高く、大気中に通常より多くの水蒸気が含まれていた。太平洋上を迷走するうちに勢力は衰えるどころか蓄えられ、一時は中心気圧930ヘクトパスカル、最大瞬間風速70メートルという「非常に強い」勢力まで強まった。

上陸後もノロノロ

 「九州上陸の見通し」「四国上陸の恐れ」…。列島接近後も時速20キロに満たない遅さに、気象庁の進路予報は翻弄された。当初は九州に上陸、縦断する進路とみられたが、台風5号は予報円のギリギリ東側の端を進んで上陸せず。さらに四国上陸の予想も当たらず、結局、進んだのは近畿地方だった。

 上陸後の台風は通常40、50キロ程度で進むとされる。だが、今回は偏西風が平年より北寄りだった上、東日本上空には台風の動きを阻む要因となる「気圧の尾根」が存在していた。結果、台風を押し流す気流が列島付近で脆弱(ぜいじゃく)だったことが時速20キロというスピードの要因となった。

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