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【話題の扉】「ひふみん」は芸術だ?! 硬派な思想誌「ユリイカ」が将棋を大特集した理由

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【話題の扉】
「ひふみん」は芸術だ?! 硬派な思想誌「ユリイカ」が将棋を大特集した理由

将棋の加藤一二三九段を特集した「ユリイカ」7月号(青土社・1400円+税) 将棋の加藤一二三九段を特集した「ユリイカ」7月号(青土社・1400円+税)

 将棋界歴代最多の29連勝という金字塔を打ち立てた最年少プロ・藤井聡太四段(15)の活躍もあり、将棋への注目度が上がっている。そんななか、硬派な思想誌として知られる芸術総合誌「ユリイカ」7月号(6月26日発売)が、6月に引退した史上最高齢棋士“ひふみん”こと加藤一二三(ひふみ)九段(77)の大特集を組んだ。同誌が将棋を特集するのは初めて、という。なるほど、ページをめくると、「神武以来(じんむこのかた)の天才」と言われた伝説の棋士のすごみ、そして将棋の芸術性がおぼろげに見えてくる。

雑誌全体の7割割いて迫る将棋の魅力

 「将棋というテーマが意外性をもって読者の方に受け止められた。かなり好評をいただいています」。「ユリイカ」の明石陽介編集長(31)はそう手応えを語る。

 「じつは将棋に関しては以前から注目していて、どのタイミングで特集するかが問題でした。そこへ、最近のフィーバー。棋士として長い歴史的スパンを持っていてバラエティータレントとしても活躍している-。そんな加藤九段の持つ“多面性”に迫ろうと思いました」

 特集タイトルは「加藤一二三-棋士という人生」で、雑誌全体の7割近い約160ページを割く。とはいえ将棋の専門誌とは趣がかなり違う。

 心がけたのは「将棋の魅力に文章一本で迫る」(明石編集長)こと。だから、棋譜の図解はあまり載せない。将棋のたどってきた歴史、周囲の環境の変化などを踏まえた批評的な言葉が並んでいる。

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