産経ニュース

【中国軍事情勢】台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【中国軍事情勢】
台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの

7月20日、台湾周辺空域で、中国のH6爆撃機と並行して飛ぶ台湾空軍の戦闘機「経国」(手前)=台湾・国防部提供 7月20日、台湾周辺空域で、中国のH6爆撃機と並行して飛ぶ台湾空軍の戦闘機「経国」(手前)=台湾・国防部提供

 台湾空軍の「空軍学術」の昨年2月の論文などによると、H6はソ連のTu16バジャーを中国国内で製造したもので、中国は1958~59年にソ連から数機を受領し、自国での製造契約も結んだ。バジャー自体は50年代の設計で、古いタイプの機体には自機防御用の機関銃の銃座を設けるなど、第二次大戦時の設計思想の影響がみられる。

 中国の国産H6は西安飛機工業公司が製造して68年12月に初飛行し、69年に核爆弾B5の投下を任務とするH6Aが就役した。72年から大量生産が始まり、多い時で年間30機が製造された。ミリタリーバランス2016年版によると、中国空軍は120機、海軍の航空兵は30機を保有しており、このほか空中給油機10機や電子戦機などの派生型もある。

 全長約35メートルで最大飛行重量は約72トン、ジェットエンジン2基で、巡航速度は音速0・75、航続距離は6000キロという。H6Kは最新の改良型で、2007年にネット上に原型機の写真が投稿され、13年8月に就役した。機体を軽量化して燃料タンクを大きくし、より推力の大きなロシア製エンジンに交換。これにより、航続距離は8000キロまで伸び、作戦行動半径は3500キロを超えるようになった。また、レーダーを換装し、赤外線探知機やデータリンクシステムを搭載しているとの情報もある。H6Kの保有機数は現在、20機と推定されている。

続きを読む

このニュースの写真

  • 台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの
  • 台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの
  • 台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの
  • 台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの
  • 台湾海峡有事で米軍に圧力?西太平洋で覇権?中国が爆撃機「轟6」宮古海峡通過で狙うもの

「ニュース」のランキング