産経ニュース

【野党ウオッチ】蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【野党ウオッチ】
蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ

「二重国籍」問題について記者会見する民進党の蓮舫代表。手前は公表した台湾籍喪失に関する書類=18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影) 「二重国籍」問題について記者会見する民進党の蓮舫代表。手前は公表した台湾籍喪失に関する書類=18日午後、東京・永田町(桐原正道撮影)

 民進党内では「二重国籍問題は党勢低迷の主因でない」との声も強いが、果たしてそうだろうか。2大勢力が政権を争う衆院小選挙区制では、与野党双方の党首のイメージが勝敗を大きく左右する。二重国籍問題の説明に失敗したことで、蓮舫氏には「政治家として信用できない」「他人に厳しく自分に甘い」との批判がくすぶり続けていた。これが支持率低迷につながっていたのは明らかだ。

 蓮舫氏は東京都議選の敗北を受け、ようやく事態の深刻さに気付いて謄本の公開に踏み切ったのではないか。極めて遅きに失したとはいえ、この決断は信頼回復の第一歩として評価したい。

 憂慮すべきは、この決断を正面から受け取らない勢力があることだ。

 「戸籍公開はプライバシー問題だけでなく、在日韓国・朝鮮人や被差別部落出身者が経験してきた差別の歴史からいって、絶対に受け入れてはならない重要な人権問題」(民進党の有田芳生参院議員)

 「戸籍の記載が部落差別などを引き起こすことがある。開示請求はおかしい」(社民党の福島瑞穂副党首)

 蓮舫氏の国籍問題は政治家の資質が問われる特殊ケースで、首相を目指すのなら徹底した説明責任が問われるのは当然だ。有田氏らの指摘は意図的に一般人と蓮舫氏のケースを混同させたもので、論理のすり替えにほかならない。そもそも党首が下した苦渋の決断を、どうして支えようとしないのか。 (政治部 水内茂幸)

このニュースの写真

  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ
  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ
  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ
  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ
  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ
  • 蓮舫氏の戸籍公開、「差別助長する」の批判は議論のすり替えだ

「ニュース」のランキング